明日香村 特別授業

「人は環境(風土)に依るといわれますが、人口減(特に次世代)や地域格差は地方共通の問題です。とりわけ2011.3.11(東日本大震災)以来、こども達の教育にも全国一律、規定のルール一辺倒のあり方が問われています。こどもは、古代国家の要となった先人達と同様に、特徴のある自然(風土)の中で、もろもろの体験を通して、学び、個性的にたくましく、自由に育つこと(野生)が本来の姿に思えます。

 
「明日香2014特別授業」の主旨は、“こどもの育つ場を考える”にありますが、
①明日香村の歴史、遺跡、和みのある風景を“こころのつながり”活動の場として。
②次世代が体験して学ぶコトは、風土が生む地方文化の継承と活性化。さらに、人々の安心、楽しい暮らし方、愉快な仲間とのコミュニティに及ぶ。
③公共(地方自治体)と民間(住民+サポーター)が協調する企画の継続が不可欠。
等も検討しています。
盛りだくさんに過ぎるかも知れませんが、私達が明日香の地から発信するメッセージは、自由かつ、個性的・多用なものであり、決して一律な権威的なものではありません。地方文化あるいは地域社会とと共にある人々の日常生活に“ホンマモン”や“夢”を伝えていく試みです。2014年の明日香村での催しが、地方文化の再興のきっかけになれば幸いです。“和みのある決断のこころ”を先人から学びました。
『熟田津(にぎたづ)に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎいでな』  額田王(万葉集巻1-0008)

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【開催日】

2014年11月16日(日)

【パネラー】

森川祐一
奈良県明日香村 村長

池田淳
吉野歴史資料館 館長

堀真一郎
きのくに子どものむら学園 学園長