座かんさい土曜塾2017-北山杉の里

拝啓

益々ご清祥のことと存じます。日頃ご無礼ばかりで申し訳ありません。
私達座かんさいも2009年「薬師寺セミナー」を主催、活動を始めて8年になります。以来人々のお役に立つよう企画を続けて参りましたが、これも多くの方々にご賛同、ご支援をいただいてきたおかげです。

さて、東日本大震災以来、近年も列島各地は自然災害に見舞われ続けています。被災者への支援(モノ的復興)が軌道に乗った頃に次の災害が発生する状況は、人口減少、過疎、高齢化等にともなう地方・地域の衰退に追い打ちをかけています。

私達は昨年(2016)、被災者支援のあり方を社会的弱者への支援と同等と考えるべきでないかというテーマに挑戦しました。熊本地震で被災された方が、自宅アトリエを復旧されたご苦労の後、県民のシンボル熊本城天守閣の惨状に大きなショックを受けられた。心のヨリドコロを失くした“弱者”です。

これ迄の私達の企画の延長線上に、日常生活の中で風景や文化を人々の「ヨリドコロ」と位置づけることが欠かせないと考えています。「ヨリドコロ」は文化財についても地域との日常的な関わりの中にあります。そのため、古民家保存の場合でも生活の生々しさを欠いた“形”だけのものでは、文化が人々と共にあるべきという役割に程遠くなると考えます。

さらに震災から学んだことは、この「ヨリドコロ」はハード(モノ的)な構築物に限らず、仲間(友)に加え地域(ふるさと)の風景や特産品、土器等の出土品(歴史)、アート、祭、代々の墓等にいたる諸々のヒトとコトに及びます。

地域の人々が、それぞれの「ヨリドコロ」を共有することはコミュニティの原点であり災害・復興に対応できるだけでなく日常生活の“安心”にも欠かせません。弱者に対する支援はモノ・カネより、そのヨリドコロを確認し、それを見守りながら伴走する(寄り添う)思いと活動が必要です。

このような検討を経て、今年(2017)は単に地方の経済・観光地化の見地でなく、地域の「ヨリドコロ」として北山杉の里を取上げます。小規模な企画になりますが、ご案内に加え、今後共ご教示、ご支援をよろしくお願い致します。  
                      敬具

建築美術工芸同人 座かんさい座長  西村征一郎
  

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ご案内とお願い

●日程 2017年11月18日(土)11:00(集合)~17:00(解散予定)

1⃣ 会場(錦水亭)   11:30~12:30(予定)
   受付・挨拶(主旨説明)/ 懇親会・昼食

2⃣ 会場(京都北山丸太生産協同組合) 13:00~14:30(予定)
   北山杉解説(映像共)/ 枝打ち(実演)

3⃣ 会場(中田林業サンプルルーム他) 15:00~17:00
  磨き丸太(説明)/北山丸太倉庫群(解説)
  宗蓮寺庭園・正路住職(講話)

●集合(11:00)、解散(17:30予定)
 場所 JR二条駅西ロータリー
*集合・解散場所、会場移動はマイクロバスを予定。

●定員 30名(申込 先着順 〆切10月末日)

● 参加費¥5,000(昼食、交通費、謝礼等)個人負担(昼食時の飲み代)

●お問い合わせ・申込先 座かんさい事務局 http://the-kansai.info/

〒550-0004 大阪市西区靱本町1-14-18 本町アセットビル1F TEL:050-3537-0430 FAX:06-6445-0043
*資料・関連パンフ/ご案内/日程等 当日受付で配布させて頂きます。

 (写真選択/編集 座かんさい同人 今北龍雄)