座かんさい 設立趣旨
造形活動を介して、社会・文化に貢献すること。具体的には地域に根ざした人々の暮し方が、少しでも“安らかな、愉快なもの”になるよう同人の能力を傾注することを目的とする。
活動の基本は、あくまで個人の自由意志によるものとし、例え共同作業をともなう制作であっても、参加する多様な個性を十分尊重し、目的に向かって相乗効果を目指す姿勢(コラボレーション)を共有する同人の集まりである。
その目的は、造形行為を介して社会・文化に貢献することと言えますが、具体的には地域に根ざした人々の生活が、少しでも“心安らかな楽しいもの”になるよう、個人あるいは同人の能力を傾注するところにあります。さらに言えば、その活動では対象に思いやりの気持ち(ホスピタリティ)で臨み、その成果は何より相手の満足な表情によって感得できると考えています。
まるで“聖人集団”の掟のようですが、私たちは経済優先、組織維持のためのデジタルな平均的な評価は期待しません。その合意される比率が小さく、少数であっても個性的な造型意図を限りなく追及し、実現していくことが、これからの社会・人々の生活に「愉快」を呼ぶと信じているからです。
座長 西村征一郎